筋肉をつけると免疫力がアップするメカニズム
筋肉の多い人の死亡率は少ない人の半分というデータがあります。筋肉をつけると死亡率が下がるわけです。なぜ筋肉をつけると免疫力がアップするのでしょうか? じつは私たちが風邪をひくと、筋肉は分解される仕組みになっています。筋肉をつけるほど免疫力が活性化するのです。
筋肉をつけるとリンパ球が増える
筋肉をつける免疫力がアップするのは、端的にいえばリンパ球が増えるからです。リンパ球とは、ウイルスや細菌と闘ってくれる免疫細胞の1つ。このリンパ球が増えることで免疫力がアップして、強い身体になっていくのです。
とはいえ、筋肉をつけることが単純にリンパ球増加に直結するわけではありません。そこには筋肉の中にたくさん含まれているアミノ酸である、グルタミンが大きな役割をはたすのです。
じつは私たちが風邪や肺炎になると、筋肉を分解する仕組みになっています。そして筋肉を分解したときに出てくるのがグルタミンです。このグルタミンの役割はリンパ球を活性化すること。結果的に、リンパ球の数を増やしてくれるのです。
筋肉をつけると生命力がアップ
つまり筋肉をつけることで、病気のときに筋肉から出るグルタミンが増量され、リンパ球が増えることになります。これが筋肉をつけることが免疫力アップにつながるメカニズム。病気の予防や病気を治癒に効果を発揮するのです。
筋肉をつける効果は免疫力アップだけではありません。たとえば、筋肉の量が多いと糖を取り込みやすくなります。これは糖尿病になりにくい体質といえるでしょう。
最近では、筋肉からホルモンが分泌されているといわれています。そういったホルモンのおかげで動脈硬化になりにくいという研究も出てきているのです。筋肉をつけると免疫力アップだけでなく、生命力アップにつながるのでした。
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