日本人の特徴に合ったトレーニング方法を考える
日本人の特徴として「正確性の重視」があります。これは遺伝子に組み込まれた心配性が脳の意思決定システムに影響を与えるからです。とはいえ、正確性という日本人の特徴は、判断が遅いというマイナス面と表裏一体。そんな日本人の特徴に合ったトレーニング方法を考えます。
日本人の特徴は裏目に出ることもある
人間は何かを決めるときに、2つの意思決定システムを持っています。反射的(refrex)に意思決定するXシステムと、計算的(calculate)に意思決定するCシステムです。
そして、日本人の場合は遺伝子に組み込まれた心配性という性格が、反射的なXシステムの判断にブレーキをかけます。そして、正確さや安全性をとろうとしてCシステムの判断に従おうとするのです。
ただし、Cシステムは正確ではあるものの、少し意思決定に時間がかかるシステム。早い意思決定が求められる場面が多いスポーツでは、正確性を最優先する日本人の特徴は裏目に出ることもあります。
日本人の特徴に合ったトレーニング
正確性という日本人の特徴と切っても切り離せないのが、早い意思決定が苦手というマイナス面です。日本人は反射的なXシステムより計算的なCシステムで意志決定するため、一瞬の判断が遅れてプレーに影響が出るのです。
それでは、日本人の特徴のマイナス面にはどのように対応すればよいのしょうか? それは「意思決定をさせないこと」です。意思決定は教育的配慮としてはよいですが、本番に使ってはいけません。
すなわち、すべてを想定内にしておく準備や訓練をしておくことが、日本人の特徴に合ったトレーニング方法。意思決定の余地を排除するトレーニング方法こそが、日本人の特徴に合っているのでした。
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