巻き肩が原因で腰痛に!?“隠れ巻き肩”に注意
両肩が内側に向いた状態が巻き肩。猫背にようになる巻き肩はよく知られていますが、じつは一見姿勢がよくてもじつは肩が内側に向いている“隠れ巻き肩”が存在します。巻き肩は肩こりや首こりの原因として知られていますが、この隠れ巻き肩は腰痛の原因となるのが特徴です。
巻き肩の女性が急増している
巻き肩とは、両肩が内側へ縮こまった状態のこと。肩の端にある上腕骨頭が前方へ向けて突出している肩のことになります。リラックスした状態で立ったとき、耳と上腕骨頭を結ぶ線が一直線上にあるのが正しい姿勢です。
そしていま、巻き肩の女性が急増しています。巻き肩が急増している原因は、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用です。歯を食いしばるクセや横向きで寝るクセも原因といわれています。
前かがみの縮こまった姿勢をとると、胸の筋肉が縮んでしまいます。すると、そこにつながる腕の骨や肩甲骨が前に引っ張られて、肩が巻いてきてしまうのです。肩こりや首こりの原因になります。
巻き肩には大きく2タイプある
巻き肩には大きく2タイプがあります。1つは猫背タイプの巻き肩、もう1つは胸張りタイプの巻き肩です。胸張りタイプは一見、姿勢よく見える巻き肩。いわば“隠れ巻き肩”といえるでしょう。
猫背タイプの巻き肩は、肩が内側に入ったバランスを取るために、首が前に倒れて骨盤が後傾してしまいます。巻き肩がさらに進むと、猫背やO脚、X脚などのスタイルにも悪影響を及ぼすのです。
胸張りタイプは、巻き肩のまま無理に胸を張っている状態。背筋を伸ばしているように見えますが、じつは腰が反っています。このタイプの巻き肩は、腰痛になりやすいのが特徴です。
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