緑茶の効果に新たに免疫力を活性化させる働き
緑茶の効果に関する驚きの研究結果が発表されています。緑茶を水出しすると、これまで知られていなかった新しい健康効果が現れるというものです。その緑茶の効果とは、免疫細胞を活性化すること。このため緑茶には、感染症などの病気にかかりにくくする効果があるのです。
緑茶の効果は偶然がもたらした
新たな緑茶の効果を発見したのは野菜茶業研究所。緑茶の研究で世界をリードしている研究所です。とはいえ、その緑茶の効果の発見は偶然がもたらしたものでした。
そもそもは緑茶に含まれるさまざまな成分の効果についての研究から。緑茶の効果を調べるためには、お湯で入れたお茶をその都度、冷まさなければなりません。これを1日何十回もやるのは大変な作業になります。
そんな研究に追われたある日、試しに水からお茶を入れてみました。すると、カテキンの一種であるエピガロカテキンが大量に溶け出しているのを発見したのです。
緑茶の効果が得られるのは水出し
このエピガロカテキンには、体の中の免疫細胞を活性化するという効果があります。ヒトの細胞にエピガロカテキンを注入した様子を拡大してみると、マクロファージが激しく動き回っています。
マクロファージは白血球の一種で、いわゆる免疫細胞。免疫細胞が活性化すると、感染症などの病気にかかりにくくなります。すなわち、新たな緑茶の効果で、感染症などの病気を予防できるのです。
ちなみにエピガロカテキンは、お湯で出した緑茶の中にも含まれています。しかし、カテキンがエピガロカテキンの働きを抑えてしまうのです。このため、新たな緑茶の効果が得られるのは水出し緑茶のみなのでした。
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