ロコモは将来的に要介護になるリスクが高い状態
メタボことメタボリックシンドロームはすっかりおなじみですが、近年は新たなシンドロームの予防が呼びかけられています。それがロコモティブシンドローム、略してもロコモです。ロコモとはいったいどんな状態のことなのでしょう? ロコモについて詳しく見ていきましょう。
ロコモは日本語で運動器症候群
シンドロームとは、日本語でいうと症候群。複数の症状が現れることを意味します。そして、ロコモティブとは、日本語でいうと機関車です。これが「運動の…」という意味になります。
そして、ロコモとは日本語でいうと運動器症候群。運動器の機能が低下して、日常生活に支障をきたす恐れのある状態のことをいいます。
ロコモは具体的には、筋肉や骨、関節、軟骨、椎間板などが、老化や障害、疾患によって衰えて、運動機能が低下。将来的に、要介護になるリスクが高まった入る状態をいいます。
ロコモの予防策としてロコトレ
階段の上り下りに手すりが必要、片足立ちで靴下を履けない、家の中でもよくつまずく、15分くらい続けて歩けない…などがロコモの状態。放置すると運動器不安定症などに陥り、寝たきりになる危険性をはらんでいます。
とくに日本は、世界でも類を見ない速さで高齢化が進んでいる状態。そのための対策が急がれています。最近よく耳にする健康寿命という言葉も、ロコモに関連した言葉といえるでしょう。
ロコモの予防策としては、スクワットと片足立ちをベースにしたロコモーショントレーニング、略してロコトレの普及などを呼びかけ中。合わせて、かかと上げやフロントランジなども推奨されています。
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