下腿三頭筋ストレッチは腓腹筋とヒラメ筋で違う
下腿三頭筋はアキレス腱とつながるふくらはぎの筋肉。歩行のほか、ジャンプやスキップなどさまざまな動作で重要な役割を果たします。下腿三頭筋が急激に収縮しておこるのがアキレス腱の断裂です。そんな下腿三頭筋は腓腹筋とヒラメ筋で構成されており、それぞれストレッチ方法が違っています。
下腿三頭筋はアキレス腱につながる
下腿三頭筋とはふくらはぎにある筋肉のこと。正確には表層にある腓腹筋と、その深層にあるヒラメ筋で構成されています。下腿三頭筋の「三頭」は筋肉の始まりが3つあるという意味です。
下腿三頭筋は腓腹筋の1つが太ももの骨の外側、もう1つが内側、ヒラメ筋が腓骨の頭から始まっています。そして、腓腹筋とヒラメ筋の下部はアキレス腱につながっているのです。
ちなみに、アキレス腱は人体の中でもっとも太い最強の腱になります。とはいえ、スポーツをしたときに断裂することもあるのはご存じのとおり。下腿三頭筋が急激に収縮して、アキレス腱に強いストレスが加わることでおこります。
下腿三頭筋のストレッチは2種類
下腿三頭筋は歩くという動作では、ほぼ全般に働く重要な筋肉。このほか、体を上方と前方に進める動作、ジャンプやスキップ、傾斜の上りや重量挙げなどで重要な役割を果たしています。
下腿三頭筋のストレッチとしては、いわゆるアキレス腱を伸ばす動作がおなじみです。ただし、腓腹筋とヒラメ筋とではストレッチの方法が違っています。すなわち下腿三頭筋のストレッチは2種類あるのです。
下腿三頭筋の表層にある腓腹筋は、壁に寄りかかってかかとを後ろに下げる一般的なアキレス腱伸ばしでOK。一方、下腿三頭筋の深層にあるヒラメ筋は、立った姿勢から後ろに大きく一歩下がり、後方の足を曲げながらかかとを押し付けてストレッチします。
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