コアトレーニングの基本は人間の発育過程を追う
コアトレーニングとは人間の基本的な動き方や、人間が持っている反応を自然と引き出すこと。コアが安定すると動きが正確になります。これは人間が本来持っている身体能力が発揮されているということです。そんなコアトレーニングは、人間の発育過程を追うように進めていくのが基本になっています。
コアトレーニングは発育過程を追う
コアトレーニングで自然な体の動きができるようになると、競技力が飛躍的に向上します。いわゆる動きに中心軸ができて、体が軽く感じたり、力がよく入るように感じたりするのです。
これはコアトレーニングによって、成長過程で失ってしまった人間本来の動きを取り戻しているということ。このため、コアトレーニングでは筋肉をリセットしたのちに、人間の発育過程を追うようにトレーニングしていきます。
人間が生まれて一番最初にするのは呼吸。最初はひたすら泣くことで呼吸筋を鍛えます。具体的には、横隔膜と腹横筋をトレーニングすることで、背骨まわりの筋肉の機能が発達。コアトレーニングでも、まずは呼吸筋を鍛えるのです。
コアトレーニングは反応を取り戻す
次に、赤ちゃんは寝返りを打てるようになります。まさにコアを使った動きといえるでしょう。具体的には、首まわりの筋肉のトレーニングおよび体幹を使った回旋機能を鍛えていくわけです。
寝返りが打てるようになった赤ちゃんは手足も使うようになります。とはいえ、まだ重力に逆らって立つことはできないため、四つん這いでハイハイするのが限界。見た目は手足での移動ですが、背骨の微妙なコントロールで重心移動をしています。
そして、コアトレーニングではトレーニングの順序を体位の変化で追いかけるのです。具体的には仰向けで始まって、横向き、うつ伏せ、四つん這いと進みます。こうしてコアトレーニングは筋肉の忘れられた反応を取り戻していくのです。
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