あぐら腹筋なら少ない回数で腹直筋を鍛えられる
誰もが一度はやったことのあるクランチによる腹筋運動。仰向けの姿勢で上半身を上げ下げする、いわゆる腹筋運動です。とはいえ、あまりにポピュラーすぎて正しいやり方を知らない人が多いのが現状です。せっかくクランチをしても、腹筋への効果が薄れてしまいます。そんなときは、あぐら腹筋で少ない回数で腹筋を鍛えましょう。
あぐら腹筋で腹直筋の難点を克服
腹筋運動の定番といえばクランチです。クランチのやり方は、仰向けになって軽くひざを曲げて両手を頭の後ろに組み、上半身を丸めるように起こします。腹部の正面にある腹直筋を鍛える筋トレです。
ただし、クランチを必要以上に大きな動作やスピードで行うのは、腹筋にあまり効果がありません。というのも、腹直筋の効果的な可動域は体を起こす30度くらいまで。それを超えると、脚などの筋肉が動作に関わってきてしまいます。
力こぶを作る上腕二等筋など、関節に関与している筋肉は可動範囲がわかりやすいもの。しかし、腹直筋は関節に関与していないため、可動範囲がわかりにくいことが難点です。それを解決するのが「あぐら腹筋」です。
あぐら腹筋で使う筋肉は腹直筋のみ
あぐら腹筋は、純粋に腹筋だけに効くクランチの方法になります。具体的なやり方は、あぐらを組んでクランチ行うだけです。
実際にあぐら腹筋をやってみるとわかりますが、簡単に上半身を起こすのはほぼ不可能。まさに体をよじって苦しまなければならない筋トレです。このとき使っている筋肉はほぼ腹直筋のみになります。あぐら腹筋なら少ない回数で集中的に腹直筋を鍛えられるのです。
さらにあぐら腹筋でより腹直筋に負荷をかけるなら、呼吸法を工夫するのもよいでしょう。あぐらを組んで横たわったときに息を吸って、上体を起こして元に戻るまで息を吐き続けるのです。より腹筋への負荷の高いあぐら腹筋になります。
■「クランチ」おすすめ記事
クランチで腹筋を割るなら30度以上は効果半減
クランチは腹筋のほか背骨を丸めることを意識
■「腹筋を鍛える」おすすめ記事
女性が腹筋を鍛えるならインナーマッスルが最適
バランスボールで腹筋を鍛えるエクササイズ
腹筋を鍛えるならピラティスが効果バツグン
■「腹筋」おすすめ記事
自宅の風呂で筋トレ!たった1分半の腹筋メニュー
腹筋を毎日鍛えられる1回たった30秒のやり方?
腹筋を割る方法!インナーマッスルに秘密アリ!!
吉川メソッドのV字腹筋でバキバキに割れた
腹筋のインナーマッスルは「腹横筋と腹斜筋」