効率のいい筋トレで使う筋肉を意識すべき理由
筋トレを行うとき、使っている筋肉に意識を集中したほうが効率がいいといわれます。たしかに、ただなんとなく行う筋トレよりも意識を集中したほうが効率的な気がします。じつは、使っている筋肉に意識を集中することが効率のいい筋トレになるには理由があったのです。
効率のいい筋トレは使う筋肉を意識
使っている筋肉に意識を集中して、ゆっくりとした動作で行うことによって、確かな筋力増強が認められたという研究報告があります。いわゆる軽い負荷で行うスロートレーニングの効果についての研究で報告されたものです。
この研究のポイントは、スローであることと、主働筋を意識することの2つ。たしかに動きの速い運動では、使っている筋肉を意識するのは難しいものです。また、意識したからといって筋肉の活動が高まるわけでもありません。
使う筋肉を意識することで効率のいい筋トレになるのは、おもにスロートレーニングでもっともよく表れます。じつは主働筋を意識すると、ブレーキとして作用する拮抗筋の活動が高まり、同時に主働筋の活動もきわめて強くなるからです。
効率のいい筋トレがアイソレート
すると、筋肉にかかる負荷が筋トレに過重負荷に加えて、拮抗筋による負荷が加わることになります。これが筋トレ効果を高めることになるわけ。これで効率のいい筋トレで、使っている筋肉を意識すべき理由です。
使っている筋肉を意識することは、アイソレートという筋トレテクニックにもつながります。負荷を目的の筋肉に集中させることが、効率のいい筋トレになるからです。
しかし、人間は無意識のうちに複数の筋肉を協調して働かせながら、複雑な動きをこなしてしまう性質があります。このため、使っている筋肉を意識することで、ほかの筋肉が助け舟を出さないようにすることが可能。効率のいい筋トレとなるわけです。
■「効率のいい筋トレ」おすすめ記事
効率のいい筋トレは「2秒で収縮して4秒で戻る」
筋トレ効果が効率的な回数は「10回」だった
効果的な筋トレは「3日鍛えたら1日休む」
■「筋トレ」おすすめ記事
筋トレダイエットに効くちょいアレンジスクワット
簡単!下腹部の筋トレができる「階段の上り方」
下腹部の筋トレは行列に並びながらでもできる!?
細マッチョになる筋トレがインナーマッスル腹筋!
自宅の風呂で筋トレ!たった1分半の腹筋メニュー