腹筋トレーニングはやりすぎると猫背の可能性
腹筋トレーニングは腹筋が縮む動きばかりを鍛えてしまうと、猫背になってしまったり腰痛の原因になったりする可能性があります。そこで取り入れたいのが、腹筋が伸びながら力を発揮するエキセントリックなエクササイズ。正しい腹筋トレーニングのやり方を紹介します。
腹筋トレーニングで姿勢が悪くなる
一般的な筋トレは、筋肉を縮ませて鍛えるもの。しっかり割れたたくましい腹筋をつけるには、どうしてもこの動作が必要です。しかし、日常生活やスポーツにおいては、筋肉が伸び縮みすることで動作を司っています。縮む動きばかりさせていると、体が一方に引っ張られてしまうのです。
とくに腹筋トレーニングでは、縮む動きばかりをさせていると体が前へ引っ張られ、猫背などで姿勢が悪くなることもあるのです。その結果、背中の筋肉に緊張が発生。腰痛などの弊害が出てきてしまう危険性も高くなります。
腹筋トレーニングのみならず、筋トレは短縮性収縮と伸張性収縮に分けられます。それぞれ「コンセントリック」と「エキセントリック」と呼ばれるもの。筋肉が縮みながら力を発揮するか、伸びながら力を発揮するかの違いです。
エキセントリック腹筋トレーニング
そこで取り入れたいのが、エキセントリックと呼ばれる筋肉を伸ばして鍛える腹筋トレーニングです。もっともわかりやすいのが、仰向けで寝た状態で両足を揃えてあげて、それをゆっくり下ろしていくレッグレイズでしょう。
通常の腹筋運動でもエキセントリックな動きを取り入れることができます。いわゆるクランチは仰向けになって膝を軽く曲げ、上半身をおこす腹筋トレーニングです。
クランチで上半身を仰向けの位置に戻すとき、ゆっくり動作することで腹筋をトレーニング。肩が床に付かない位置で床にストップして、腹筋に負荷がかかった状態をキープするのです。
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