筋トレの時間帯は19~22時を狙うのがベスト
筋トレに適した時間帯として、成長ホルモンが出やすい就寝直前がよいと考えがちですが、これは大きな誤解です。じつは1日のなかでもっとも筋トレに適した時間帯は16時ごろ。就寝直前は効果が期待できません。普通の働いている人なら19~22時が筋トレの時間帯としてはベストです。
筋トレの時間帯は体温が密接に影響
筋トレの時間帯を考えるにあたり、密接に影響するのが体温です。私たちの体は自律神経によって支配されています。
興奮時や運動時など、活動的になっているときには交感神経が優位な状態。体内の貯蔵エネルギーの分解が促進されるので、筋トレに適した時間帯といえます。一方、安静時や睡眠時には副交感神経が優位な状態です。体の合成が促進される時間帯のため、筋トレには不向きな時間帯といえます。
自律神経は一方が働けば、他方は低下するもの。そして、どちらが働いているかを知るわかりやすい目安が体温です。体温が高いときは交感神経が働いているとき、逆に副交感神経が働いていれば体温は低くなります。
筋トレ時間帯は19~22時がベスト
そして、1日のうちでもっとも体温が高くなるピークになる時間帯が16時なのです。すなわち、筋トレの時間帯は16時ごろがもっとも適しています。
就寝直前は体温が下がっているので、副交感神経が優位のために筋トレの時間帯としては不適切。しかも、就寝前の時間帯に筋トレすると交感神経が働いてしまい、寝つきが悪くなります。眠りの質を悪くすることになり、成長ホルモンの分泌を妨げる結果となるのです。
とはいえ、多くの人は16時といえば就業中の時間帯。筋トレをこの時間帯にするのは難しいでしょう。そこで、夜に筋トレする時間帯なら19~22時が狙いめ。体温が下がっていないうちに行うのがベストです。
なお、この時間帯の筋トレは睡眠の質にも貢献します。よい睡眠は体温が急激に下がるタイミングで訪れるもの。22時ごろまでにいったん上がった体温が、0~2時ごろから下がっていくタイミングで就寝することになるため、よい睡眠がとれることになるのです。
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