自重トレーニングは体幹と股関節の動作が大切
自重トレーニングで正しい動作を身に付けるときに大切になるのが、体幹と股関節です。とはいえ、じつは多くの人が体幹と股関節の動きを混同しています。まずは体幹と股関節の定義からしっかり把握。自重トレーニングでなぜ体幹と股関節の正しい動作が大切かを見ていきましょう。
体幹と股関節で体の動きが変わる
体幹とは、腕や足を除いた動体部分のことです。そして、体幹を動かすとは背骨が連なる脊柱部分を動かすことを意味します。骨盤から上の動体部分を前後左右に曲げたりひねったりする動作のことです。
一方の股関節は、足の付け根にあたる骨盤両サイドの関節を指します。股関節を動かすと聞くと、左右に開くだけをイメージしがち。しかし実際は、前後に振ったりひねったり、あらゆる方向に動かせる関節です。
この体幹と股関節、どちらを使うかによって体の動きは大きく変わってきます。たとえば前屈でも、体幹を動かさずに股関節主体で動かすと、背中がまっすぐのまま足の付け根から状態を折ることになります。逆に体幹を主体にすると、みぞおちを中心に背中を丸める動きになるのです。
自重トレーニングの体幹と股関節
体幹と股関節の動きの違いを理解することは、自重トレーニングおいてはとても重要。体幹を使うか、股関節を使うかによって、鍛えられる筋肉がまったく違ってくるからです。
いわゆる腹筋運動を例にしましょう。腹直筋を鍛えるときは、体幹を使って背中を丸めて起き上がります。腹直筋は体幹の屈曲に働く筋肉だからです。一方で腸腰筋を鍛えるときは、背中をまっすぐにしたまま股関節を使って起き上がります。腸腰筋は股関節の屈曲に働く筋肉だからです。
このように、自重トレーニングでは体幹と股関節の正しい動作を身に付けることが大切。自重トレーニングでどの筋肉を鍛えるかに大きく関わってくるからです。
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