腸腰筋を構成している大腰筋と腸骨筋の働きとは
腸腰筋とは、大腰筋と腸骨筋という2種類のインナーマッスルを総称した言葉です。大腰筋は意外なほど大きなインナーマッスル。食肉の部位でいえばフィレにあたります。一方の腸骨筋は小さいながらも重要な役割を果たすインナーマッスルです。詳しく見ていきましょう。
大腰筋は姿勢の維持にも重要な働き
大腰筋の始まりは、一番下の肋骨が背骨についている部位から腰にかけてのあたり。そこからお腹の深い部分を通って骨盤の中に入り込み、腸骨筋と合流したのちに大腿骨の上部につながっています。
大腰筋が背骨から始まっているといっても背骨の前側。背中から大腰筋に触れることはできません。大腰筋は、背骨の前側、内臓の内側を通って脚の付け根につながっているのです。
大腰筋は基本的には太ももを腹部のほうへ引き上げる役割を果たします。仰向けに寝ている状態から、体をおこすときにも必要です。また、椅子に座っているような姿勢を維持するのにも大腰筋は重要な働きをします。
腸骨筋が弱ると腰痛を引き起こす
腸骨筋は、左右に出っ張っている骨盤の内側がスタート地点。骨盤内で大腰筋と合流して、大腿骨の上部につながっています。腸骨筋の役割は、骨盤の角度を前傾さえること。これにより、人間が二足歩行しやすい姿勢を保っています。
人間の背骨というのは、横から見るとゆるやかなS字カーブを描いているもの。胸のところで後方に、腰のところで前方に少しずつ反っています。このカーブを維持するために、腸骨筋は働いているのです。
ここで腸骨筋が弱ってくると、背中のS字カーブが崩れてしまいます。本来は前に反っていなければならない腰が後方に行き、腰が曲がっていってしまうのです。腸骨筋が働かないと骨盤が上を向いて腰が曲がり、腰痛を引き起こす原因になるのでした。
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