バランスボールによる筋トレは脳トレにもなる!?
デスクワークが中心だと長時間でも疲れない高機能チェアが欲しくなるもの。しかし、高機能チェアはおすすめできません。それは筋肉にとってはよいことではないからです。オススメはバランスボール。バランスボールをイス代わりに使うと筋トレになるだけでなく、脳トレ効果で仕事の能率もアップします。
高機能チェアよりバランスボール
高機能チェアに自分の体を預けてしまうと、正しい姿勢を維持するための筋肉をあまり使わなくなってしまいます。いわばコルセットをしたかのように、どんどん筋肉が衰えてしまうのです。
もちろん、1日じゅう背もたれに寄りかからずに、背筋を伸ばして座るのは難しいかもしれません。それでも、30分や1時間など、少しでも正しい姿勢を維持して座るように心がけましょう。
ただでさえ筋肉を使わないデスクワーク。少しでも姿勢を維持することを意識して、自分の筋肉を使う機会を増やすのが正しい選択です。そんなときにオススメなのがバランスボールです。
バランスボールは座りながら筋トレ
バランスボールをイス代わりにして、30分でも1時間でも座るようにします。ゴムでできたバランスボールは、座ると体がグラグラして不安定な状態。すると体が安定を保って動かないように、腹筋や背筋、下半身などの筋肉を総動員して、姿勢を維持しようとします。
バランスボールを使えば、デスクワークで座りながら筋トレができるということ。さらには、不安定な体を支えようと筋肉が動くと、小脳の働きが活発化。なんと脳トレにもなるのです。
すなわち、バランスボールは腹筋や背筋の筋トレになるだけでなく、脳トレ効果によって仕事の能率がアップ。バランスボールを会社に持ち込めないのなら、リビングのソファ代わりに使ってもよいかもしれません。
バランスボールで筋トレする方法
バランスボールは、量販店やスポーツショップで1,000~2,000円ほどで購入可能。簡易的な空気入れも付属している場合がほとんどなので、買ってきて膨らませばすぐに使えます。
バランスボールで筋トレするといっても、やり方は単にバランスボールをイス代わりに使うだけです。足は少し開き気味にして、骨盤を立てるようにして座ってください。背筋をしっかり伸ばさないと筋トレ効果はありません。
実際にバランスボールで筋トレすると、腹筋と背筋が使われているのを実感できます。バランスボールの微妙な揺れを体が勝手に安定させようとするため、知らず知らずのうちに筋肉を使っているのです。10分も座っていれば、お腹や背中に軽い疲労感を覚えるでしょう。
バランスボールで本格的に筋トレ
バランスボールで本格的に筋トレするなら、まずは腹筋のエクササイズからがよいでしょう。軽く足を開いてバランスボールに座って、背筋を伸ばしてください。
この姿勢から腰を少し前にずらして、息を吐きながら背中を丸めるのです。おへそを覗き込むように、骨盤を押し出すようにしてお腹を丸めてください。転げ落ちない程度まで押し出したら、元の位置に戻ります。
バランスボールでの腹筋の筋トレは30回が目安です。筋トレで鍛えられるのは腹直筋という腹筋の前面部分。バランスボール上で腹筋の前面を意識すればより筋トレ効果がアップするでしょう。
バランスボールの筋トレは効果的
腹筋運動や腕立て伏せといった筋トレをバランスボールの上で行うことで、普通に床で行うよりもずっと効果的になります。バランスボールを使って不安定な状態で筋トレを行うことで、バランストレーニングもできるからです。
加えて、バランスボールの筋トレは床の上で行うよりも筋肉に強い刺激を与えられます。筋トレはフルレンジモーションといって、可動範囲が広いほど筋肉への刺激が強まります。
バランスボールの筋トレは、まさにフルレンジモーションのトレーニングなのです。筋肉に強い刺激を与えられると基礎代謝量もアップ。そのぶん、ダイエット効果につながります。
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