体幹トレーニングの前のコアほぐしメニューとは
筋肉は動かさずにいるほど硬くこわばっていく性質があります。体の中でもとくに動きが悪くなっているのがコアと呼ばれる部位です。コアとは体の中心部分のこと。とくに体幹と肩甲骨、股関節がコアの中でも重要です。そして、体幹トレーニングの前にコアほぐしメニューを行うのが効果的なのでした。
体幹トレーニング前のほぐしメニュー
体幹トレーニングをするにも、コアがほぐれていなければ体はスムーズに動きません。こわばりをほぐして体の中心からしなやかに動ける状態にすることで、体幹トレーニングの効果もアップするのです。
体幹トレーニングにほぐすべきは、まずは体幹ほぐしメニューになります。体幹の筋肉とは背骨を動かすためのもの。骨盤を固定して、みぞおちを中心に上体を前後・左右に動かすことで、しなやかな動きを取り戻せます。
みぞおちを中心に背中を丸めて、そして背中を反らすのが前後のほぐし。ゆっくり5回繰り返します。みぞおちを中心に横に曲げるのが左右のほぐしです。加えて、骨盤は固定して上体を水平に回る動きを5回繰り返します。
体幹トレーニング前に股関節メニュー
肩甲骨は動体と腕をつなぐ部位。腕の動きが悪くなると、体幹トレーニングの効果も下がってしまいます。肩を大きく上下するメニューで、肩甲骨まわりをほぐしておくことは大切です。肩を思い切り大きく上げてストンと落とします。これを5回繰り返してください。
足の付け根の股関節もこわばりがちな部位。体幹トレーニングでも上半身と下半身の連動がうまくいかなくなって、ひざ下ばかりの小さい動きになりがちです。
体幹トレーニング前に股関節をほぐすには、足の付け根から大きく前後に振るメニューが効果的です。片手でイスなどにつかまって立ったら、片足を付け根から大きく前に振ったら、その足を大きく後ろに振るのです。5回繰り返したら、反対側の足も同様に行います。
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