コアトレーニングでなぜ運動能力が向上するのか
コアトレーニングとは、腹腔と呼ばれるお腹の空洞を覆っているインナーマッスル群を鍛えること。すると腹圧が高まって、自然と背筋が伸びるようになります。美しい姿勢を手に入れるためには、コアトレーニングが効果的です。しかも、コアトレーニングによって運動能力も大きく向上するのでした。
コアトレーニングで腹圧が高まる
コアトレーニングによって腹圧が高まると、自然と背すじが伸びて姿勢がよくなります。立っていても座っていても歩いていても、コアトレーニングの効果は波及。ふだんの生活での立ち居振る舞いが美しくなります。
コアトレーニングの効果はそれだけにとどまりません。じつは、人間のあらゆる動作でもっとも最初に動く筋肉はコアを支える腹横筋。何かを取ろうと手を伸ばすときも、最初にコアから動いています。
もちろん、野球でボールを投げるときも、最初に動くのはコア。コアの筋肉がまず動いて、腕はそれに連動しています。逆にいえば、腕や足を動かすにはコアが必要不可欠ということです。
コアトレーニングで運動能力向上
これはコアにサッカーボールが入っていることをイメージするとわかりやすいでしょう。コアに空気の抜けたボールが入った状態と、空気がパンパンのボールが入った状態で考えてみます。
コアが空気の抜けたボール、すなわち腹圧が低い状態では、どんなに強く腕を振ろうとしても、踏ん張りが効かずに強いボールは投げられません。逆に、空気がパンパンで腹圧が高ければ、それだけ強く腕を振ることができるでしょう。
このように、コアトレーニングで腹圧が高まると、腕や足をスムーズに動かせるようになるということ。しかも、最初に動くコアがしっかりすることで、瞬発力も上がります。こうしてコアトレーニングによって運動能力が向上するのです。
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