カプサイシンが体脂肪を減らすメカニズムとは?
唐辛子を食べると口やのどが辛くなるだけでなく、顔や背中から大量の汗をかきます。これは唐辛子に含まれている「カプサイシン」という成分によるものです。ただし、カプサイシンの効果はこれだけにとどまりません。カプサイシンには体脂肪を減らす効果があるのです。そのメカニズムを見ていきましょう。
カプサイシンに体脂肪を減らす効果
唐辛子の辛味成分を「カプサイシン」といいます。このカプサイシン、殺菌作用・健胃作用・保温効果があるとされている成分。そして、体脂肪を燃焼させてくれるというダイエット効果が高いのです。
カプサイシンは体に入ると小腸で吸収されて血液中に入り、それが脳に運ばれ神経に働きかけてアドレナリンの分泌を促します。アドレナリンが出ると体が興奮して体温が上がり、その結果、運動したのと同じ効果で脂肪の分解を促進するのです。
こうして、カプサイシンにはエネルギー代謝アップや脂肪燃焼、血行を良くし冷えやむくみを改善する効果があるというわけ。新陳代謝が活発になり体脂肪を減らす効果が発揮されるというわけですす。
体脂肪を減らす方法は毎日食べる
このほかにも、カプサイシンには持久力を増進したり、便秘を解消して美肌作りに役立ったり、はたまた免疫賦活化で発ガン抑制にも期待が持てたりと、さまざま研究報告があるのです。
実際に体脂肪を減らす方法としては、カプサイシンを多く含む食材や食品を、毎食もしくは毎日食べることです。キムチやコチュジャン、七味唐辛子などをうまく利用するとよいでしょう。
ちなみに、タイでは唐辛子を1食平均5gとっています。また、韓国では1日3食の平均が10~15gです。とはいえ、日本人にとってはかなりの量といえます。これくらいが限界と考えて、無理しない範囲でカプサイシンを摂りましょう。
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