マサイ族ジャンプトレーニングからお腹の肉を落とす方法を学ぶ
アフリカのケニア南部からタンザニア北部一帯の先住民が「マサイ族」では、その驚異的なジャンプ力で知られています。じつはマサイ族にはお腹の肉は存在しません。その理由は、1日60km歩くこともあるという消費カロリーにあります。マサイ族のジャンプトレーニングに、現代人が取り組むお腹の肉を落とす方法の参考となる事実があるのでした。
マサイ族は血液中の脂肪分が変わらない
お腹の肉の原因は、内臓脂肪にあります。私たちが食べたものが腹腔の内臓のまわりに脂肪となって溜まっているものがお腹の肉として表出するのです。
これは、いい換えれば脂肪の代謝が悪いということ。専門用語で代謝系生活習慣病といいます。本来は人間が生きていくために必要な脂肪が、異常な場所に異常に増えていろいろな病気を引き起こしているのです。基本的に、お腹の肉を落とす方法は内臓脂肪を減らすことになります。
一方で、マサイ族にはお腹の肉は付いていませんじつはマサイ族は20歳すぎから死ぬまで、血液中の脂肪分が変わらないのです。マサイ族は飼っている牛ののどを切って、生血を飲んだりもする民族。生乳に生血を入れて飲んだりします。
マサイ族ジャンプトレーニングが消費を上げる
それでも、マサイ族の血液中の脂肪分は変わることがありません。マサイ族が住むサバンナでは、乾季になると牛のエサとなる草が少なくなります。マサイ族の男たちは牛に草を食べさせるために、多い日には1日60キロくらい歩くのです。いわばマサイ族の驚異的なジャンプ力のベーストレーニングといえるでしょう。
女たちも、木の実や食べられる草を求めて、サバンナを1日40キロくらい歩くこともあります。これだけ歩けば、摂取したカロリーをぜんぶ消費してしまいます。摂取カロリーと消費カロリーがプラスマイナスゼロなのです。
すなわち、お腹の肉が付いているということは摂取エネルギーと消費エネルギーの差がプラスになっているということ。ふだんの消費エネルギーを上げることがお腹の肉を落とす方法の近道ということ。マサイ族はジャンプトレーニングで消費エネルギーを上げて体型を維持しているわけです。
