椎間板ヘルニアの原因はインナーマッスル筋硬化
椎間板ヘルニアなどの腰痛で専門医を受診すると、骨盤や背骨のゆがみや変形が腰痛の原因と説明されることがほとんど。このため私たちは、腰痛の原因を骨や関節の障害であると考えがちです。しかし、それらの本当の原因はインナーマッスルにあるのでした。
椎間板ヘルニアの原因は筋肉や腱
椎間板ヘルニアなどの腰痛の原因となる骨盤や背骨のゆがみや変形は、あくまでもレントゲン写真などによって目に見える結果の解釈でしかありません。じつは椎間板ヘルニアなどの原因の多くは、脊柱や関節以外の筋肉や腱などの軟部組織からおこっているのです。
というのも、骨は単独で動くことはできません。筋肉が骨や関節を支えて動かしています。骨は文字どおり骨組みであって、それを動かしているのは筋肉ということです。
そして、人体解剖図などを見ればわかりますが、筋肉は骨や関節のまわりを覆う形で付いています。筋肉は常に骨よりも外側にあることになり、刺激を受けやすく傷つきやすいのです。
筋硬化が椎間板ヘルニアの原因になる
ここで注目すべきはインナーマッスル。骨や関節を動かすために存在する筋肉の中でも、インナーマッスルは骨関節まわりに存在しています。インナーマッスルは関節の固定と安定のために働いていると同時に、表層にある主要な動作を司る筋肉をサポートする役目もこなしているのです。
そんなサポートを続けているインナーマッスルは、絶えず緊張を強いられるために循環障害をおこしやすいもの。このことから、筋硬化による炎症はおもにインナーマッスルに多くおこるのです。
そして、このインナーマッスルの筋硬化が、結果的に骨や関節のゆがみを引き起こすというわけ。硬化したインナーマッスルが骨や関節をアンバランスに引っ張ることが、椎間板ヘルニアなどの原因の骨や関節のゆがみにつながるのでした。
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