有酸素運動の効果は「形態・機能・健康」の3つ
有酸素運動とは、呼吸で生まれるエネルギーによって長時間続けることができる動きのこと。ジョギングやウォーキングがよく知られているところです。この有酸素運動の効果には「形態・機能・健康」の3つの側面があります。有酸素運動の3つの効果について、詳しく見ていきましょう。
有酸素運動で持久力のアップ効果
有酸素運動の効果としてもっとも知られているのが、体脂肪を減少させる形態面の効果でしょう。有酸素運動は全身を使って長時間動くので、運動中に必要なエネルギー量が多いのが特徴です。
有酸素運動のエネルギー源は、酸素を取り込んで体内の糖質や脂質と化学変化。二酸化炭素と水、そしてエネルギーが発生します。エネルギー源としておもに体脂肪が分解されて使われるために、全身の体脂肪を直接的に減らす効果があるのです。
有酸素運動の機能面の効果としては、全身持久力のアップがあります。有酸素運動をしているあいだ、心臓は多くの血液を全身に送り、肺は酸素をたくさん取り込んでいる状態。すなわち心臓と肺の能力である心肺機能、つまりは全身持久力が高まるのです。
有酸素運動にリスクを下げる効果
20歳以降、心肺機能は確実に低下していきます。駅の階段を駆け上がって息が上がるようなら、心肺機能ははかなり低下した状態。有酸素運動を行うことで、持久力を回復させられます。
有酸素運動の健康面の効果としては、生活習慣病のリスクを下げることです。高血圧や高脂血症、動脈硬化などの生活習慣病は、体内で必要以上にエネルギーが余っていることに起因します。
有酸素運動でエネルギー消費量が増えれば、皮下脂肪や内臓脂肪が減るのはもちろん、血中コレステロールや中性脂肪なども減少。さまざまな生活習慣病のリスクを下げる効果があるのです。
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