体幹トレーニングにはクロールが効果的だった
水泳は全身運動とよくいわれますが、とくにクロールに関しては体幹トレーニングといったほうがよいかもしれません。クロールは手や足の動きに注目しがちですが、重要なのは体幹をひねる動き。正しいフォームのクロールは、そのまま体幹トレーニングになるのです。
正しいクロールは体幹トレーニング
水泳のクロールが苦手な人は多いはず。おそらく学校の水泳の授業で、バタ足や腕の動きばかり教えられたことが原因でしょう。
クロールは体幹をしっかり使わないとうまく進めず、長く泳ぐことができません。手足だけで泳ごうとすることが、水泳を苦しいものにする最大の要因といえるでしょう。
逆にいえば、クロールを正しいフォームで長時間泳げるようになることは、そのまま体幹トレーニングになるということ。とくに筋トレではトレーニングしにくい、体幹の腹斜筋や腹横筋が使われるようになります。
手足をフル活用する体幹トレーニング
クロールの泳ぎ方は、小学校のときによくやった運梯をイメージするとよいでしょう。運梯は腕力だけではスムーズに進むことができません。体をうまくひねって、両足も使って反動をつけて上体を前へ運ぶのです。
すなわち、運梯のように体幹を使って進むのがクロールのコツ。クロールの推進力の60%は上半身の動作で生み出されますが、重要なのは体幹のひねりなのです。
クロールではバタ足も重要な推進力ですが、正しいフォームにおいては体幹をひねるための重心の役割も果たします。その意味ではクロールは、手足をフル活用する体幹トレーニングといえるのです。
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