有酸素運動の効果「ハードすぎず」がキーワード
激しい運動ほどダイエットに効果的だと誤解している人は多いもの。しかし、有酸素運動の効果はハードすぎると下がってしまいます。有酸素運動の効果を最大化するなら「ハードすぎず」がキーワード。客観的にペースを調整するなら、心拍数130~140くらいが効果的です。
有酸素運動が効果的なペースとは?
運動の2大エネルギー源は糖質と脂肪です。20分以上の運動で脂肪は燃えやすくなるものの、運動強度が上がるほど糖質の利用率が高くなるという特徴があります。
しかも、運動強度が高いと辛くて長く続けられないもの。結果的に、激しい運動は消費するカロリーも脂肪もそれだけ少なくなってしまうのです。
有酸素運動でダイエットするなら、ハードすぎずがキーワード。息が切れそうになるまで追い込むのは明らかにオーバーペースです。有酸素運動は誰かとおしゃべりしながら走り続けられるくらいのペースが効果的です。
有酸素運動の効果が最大化する心拍数
客観的に有酸素運動のペースを調整するなら、心拍数を目安にします。脂肪がもっとも燃えやすい心拍数は、最大心拍数の50~60%です。
最大心拍数とは心拍数の限界値。通常は「最大心拍数=220-年齢」という公式で計算します。年齢で多少の誤差はありますが、最大心拍数の50~60%は、だいたい130~140くらいです。
心拍数は1分間で脈をとるのではなく、15秒間で脈を測って4倍するのが簡単。これで有酸素運動の効果が最大化する、ハードすぎないペースを保つようにしてみましょう。
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