筋肥大は超回復のための破壊と休養が欠かせない
筋トレの効果は筋繊維を太くする「筋肥大」をおこすことにあります。そして、筋肥大は効率的に筋繊維を破壊するだけでなく、十分な休養で筋繊維を回復させることも必要なのです。効率的に筋肥大させるためにも、筋肥大のメカニズムを詳しく見ていきましょう。
筋肉の数は増えずに筋肥大がおきる
「筋肉を増やす」と表現することがありますが、筋トレしても筋肉の数が増えることはありません。筋肥大がおきているだけです。
筋肉は、1本1本が糸のような形状をした筋線維が束ねられて構成されています。この筋線維1本あたりの太さは0.01~0.15mmです。この筋線維が収縮することで運動では力が発揮されます。
そして、筋線維は太ければ太いほどより強い力を発揮するのです。すなわち筋トレの効果とは、筋繊維を太くする筋肥大をおこすことにあります。筋トレ効果の最大化は、この筋肥大をいかに効率的に行うかということです。
筋肥大には破壊と休養が欠かせない
ここで、筋肥大のメカニズムを見ていきましょう。筋トレや運動で負担がかかると筋繊維は切れてしまうもの。たとえば野球でピッチャーが1球投げるごとに、筋繊維が5本切れるといわれてます。
しかし、切れた筋繊維は2時間後には修復。つながるときには、以前よりも20%太くなった強い筋繊維に筋肥大しているのです。これがいわゆる超回復といわれる現象になります。
すなわち筋肥大は、いかに筋繊維を破壊するかが重要ということ。それと同時に、十分な休養で筋繊維を超回復させることも筋肥大には欠かせません。破壊と休養は筋肥大に欠かせない要素なのでした。
■「筋肥大」おすすめ記事
筋肥大にタンパク質の摂取が欠かせない理由
筋肥大にマイナスだった朝食抜きダイエット
筋トレ後の有酸素運動は筋肥大を妨げてしまう
超回復の嘘!筋肉痛がなくても筋肥大は望める
筋肥大メカニズム「超回復」に必要な3つの要素
■「超回復」おすすめ記事
筋肉痛は超回復のチャンス!でも過労には注意
超回復が嘘なのは前提が間違っているから
超回復の嘘!筋肉痛がなくても筋肥大は望める
グリコーゲンローディングを応用した超回復
超回復の筋トレは週2~3回で現状維持は週1回