腹直筋を鍛える腹筋運動は腰を支点にしちゃダメ
腹直筋を鍛えてシックスパックになろうと、腹筋運動に取り組んでいる人は多いでしょう。しかし、そもそも腹直筋だけを鍛えてもシックスパックにはなりません。しかも腹筋運動も腰を支点して上体をおこしていては、腹直筋のトレーニングには効果薄なのでした。
腹直筋は元から割れたデザイン
腹直筋は肋骨と恥骨とを結ぶ、腹部前面を覆っている筋肉です。腹部をシックスパックに割ることを筋トレの目標にする人が多いですが、腹直筋は元から割れたデザインになっています。
腹直筋の上にのった脂肪のせいで、境目の線が見えなくなっているだけ。このため、シックスパックを目指すなら腹直筋を鍛えるだけでなく、体脂肪率を減らすことも大切でなのです。
そんな腹直筋を鍛える筋トレメニューとしては、仰向けになって上体を起こす、いわゆる腹筋運動が有名。しかし、この腹筋運動を腰を支点にして起き上がる人が多いのが実状です。
腹直筋を鍛えるための腹筋運動
じつは、腹筋運動は腰を支点にして行うと、腹直筋への刺激が激減してしまうのでした。そもそも筋肉の働きは基本的に、関節を動かすこと。上腕二頭筋は腕を曲げる、大腿四頭筋はひざを伸ばすことが働きです。
ここで腹直筋は体幹の筋肉。腹直筋が動かす関節は脊柱になります。このため、腹直筋を鍛えるための腹筋運動は、背骨を1つずつ床から離すように上半身を丸めることが大切なのです。
腰を支点に腹筋運動するといことは、足を引き付ける動作に近くなってしまいます。すると、腹直筋でなく大腰筋などが動作してしまうのです。すなわち、腹直筋への刺激が減ってしまうのです。
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