βグルカンが豊富なもち麦で内臓脂肪を減らす
もち麦は1万年前にすでに食べられていた大麦の一種。粒が丸くてモチモチしているのが特徴で、豊富な栄養が含まれています。なかでも重要な成分がβグルカン。代表的な水溶性食物繊維です。βグルカンが豊富なもち麦は、内臓脂肪を減らすのに効果的な食材なのでした。
βグルカンに高血糖を是正する力
痩せやすい体になれる1万年の歴史を誇るちょい足し食材を紹介しましょう。とくに、なかなか落ちにくい内臓脂肪を減らすのに効果的。その食材とは大麦。なかでも「もち麦」は白米に近い成分のため食感が非常によいのです。
そして、もち麦に豊富に含まれるのがβグルカン。βグルカンには、体にとって有効なさまざまな働きがあります。なかでも注目は、腸管でのコレステロールの吸収の抑制。悪玉コレステロールの数値を下げてくれます。
βグルカンは体内に入ると水分を吸収してゼリー状となります。そして、腸内でコレステロールを捕まえることで、その吸収を抑えてくれるというわけ。動脈硬化の予防につながります。
βグルカンが脂肪の増加を防ぐ
さらに、βグルカンは粘稠度も高いため、食事を食べたあとの腸管での糖の吸収を緩和。高血糖を是正する力があることがわかっています。食事を摂ることで血液中のホルモンが増えて分泌されるのがインスリン。別名、肥満ホルモンです。
インスリンは糖を脂肪に変えて細胞の溜め込み、結果的に脂肪の燃焼を妨げます。ここでβグルカンはインスリンの過剰分泌を抑えるため、脂肪の増加を防いでくれるのです。
白米と麦ご飯を食べたときで糖尿病患者の食後血糖値の変化を比較してみると、たしかに麦ご飯のほうが血糖値の上がり方が緩やかなことがわかります。つまり、麦ご飯は白米よりも、脂肪の増加が少ないと考えられるのです。
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