締めのラーメンによる体重増は数日で元に戻る
締めのラーメンによる体重増には、体の水分量と深い関係があります。同じように、糖質制限ダイエットですぐに体重減という結果が出るのも、水分量が鍵を握っているのです。いずれも体重の60%を占めている水分量の増減でしかありません。締めのラーメンによる体重増は数日で元に戻るのでした。
締めのラーメンによる体重増
飲んだあとの締めのラーメンは、太るとわかっていてもやめられません。とはいえ、締めのラーメンで翌朝に体重が1kg増えているとしても、その大部分は水分。塩分の多い麺類を食べることで、そのぶん体がむくんでいるだけなのです。
血中の塩分濃度が高くなると、体はそれを下げようと水分を送り込みます。こうして、いつもより余計に溜まった水分が締めのラーメンによる体重増を招くというわけ。数日で体重は元に戻ります。
似たような体重の増減に関わる誤解が、糖質制限による体重の減少です。糖質制限ですぐに体重が落ちるのは、体脂肪が減ったわけではなく水分が減っただけ。というのも、糖質をグリコーゲンとして体内に貯めるには、3倍の水が必要です。
締めのラーメンは偽りの空腹感
糖質を制限すると肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンが分解されて、一緒に水分が抜けるというわけ。このため、糖質制限ダイエットはすぐに体重が減少します。ただし、それは水分が減っただけなのです。
なお、締めのラーメンが食べたくなるのは、飲んだあとには空腹感を感じるから。ただし、これは偽りの空腹感といるのものなのです。アルコールを飲むと肝臓がその処理に追われます。
すると、肝臓の役割である血糖値の保持が疎かになって血糖値が低下。すると、体が誤って空腹感を感じてしまうのです。もちろん、偽りの空腹感でラーメンを食べ続けていれば、翌朝の体重増のほとんどが水分だとしても、いずれ本当に太ります。錯覚であることを肝に銘じて、締めのラーメンを控えましょう。
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