カプサイシンと筋トレのコンビで最強ダイエット
唐辛子に含まれるカプサイシンは、体脂肪を燃やす性質があることで知られています。じつはもう1つ、カプサイシンにはダイエットの強い味方となる性質があるのです。それが褐色脂肪細胞を増やす作用。通常の脂肪細胞とは逆に体脂肪を分解して熱に変える脂肪を増やすのです。
カプサイシンで大量の汗がでる理由
まずはカプサイシンが体脂肪を燃焼するメカニズムを見てみましょう。カプサイシンは体内に入ると、小腸で吸収されます。
それが血液中に入って脳に運ばれると、神経に働きかけてアドレナリンの分泌を促進。アドレナリンが出ると体が興奮して体温が上がり、運動したのと同じ効果で脂肪の分解を促進するのです。
一方で、唐辛子の入った食べ物を口にすると体温が上昇して、大量の汗が出る現象があります。じつはこれ、褐色脂肪細胞が脂肪を燃やしている状態。これはカプサイシンが人間の温度受容チャネルを刺激するためです。
カプサイシンインは二重のダイエット
じつは、カプサイシンによる温度受容チャネルの刺激が、褐色脂肪細胞を増やすことが判明しました。もともと褐色脂肪細胞は、寒冷刺激によって増えることがわかっています。
この寒冷刺激と同じようにカプサイシンで温度受容チャネルに刺激を与えることで、褐色脂肪細胞が増量できることがわかりました。じつは唐辛子のカプサイシンインには二重のダイエット効果があったわけです。
また、筋トレも褐色脂肪細胞を増やす効果があることがわかっています。筋トレもカプサイシンもどちらも、脂肪燃焼と褐色脂肪細胞の増加に寄与。筋トレとカプサイシンは、最強のダイエットの組み合わせといえるでしょう。
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