筋トレダイエットに空腹を感じにくくなる効果
筋トレ後というのは、あまり空腹感がないもの。体を動かしてエネルギーを使っているので、食欲がわいてきてもおかしくありません。じつは筋トレダイエットで空腹を感じにくいのには理由があります。それはホルモンの分泌が影響しているのでした。
グレリンは食欲を増進させるホルモン
ホルモンというと、脳や甲状腺、生殖器などの内分泌器官から分泌されるイメージ。しかし最近の研究では、胃や腸などの消化器官からもホルモンが分泌されることがわかってきました。
実際、グレリンというホルモンは胃から分泌されるもの。その働きは食欲を増進させることです。
たとえば、睡眠不足に陥るとグレリンは急増します。徹夜明けでなぜか丼ものや脂っこいものを食べてしまうのは、この胃から分泌されるホルモンの影響です。
筋トレダイエットにホルモンを利用
そして、このグレリンは筋トレによってグッと低下。しかも、筋トレ後の1～2時間はグレリンの低下状態が続くのです。
安静時と有酸素運動、筋トレ時のグレリンの血中濃度を比較したデータがあります。筋トレ後は、安静時や有酸素運動時に比べてグレリン濃度が低下。運動後2時間までは両者を下回った数値で推移して、3時間後でほぼ同じレベルになっています。
つまり筋トレダイエットは、筋トレ後しばらくは空腹を感じにくくさせる働きがあるのです。このホルモンの働きを利用して食事をコントロールすれば、効果的に筋トレダイエットが成功させられるでしょう。
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