野菜のダイエット効果は食物繊維とビタミンB
ダイエットすると食事量を減らすことばかり考えるもの。しかし、逆に増やしたほうが体脂肪が減らすことができる食材があります。それが野菜。野菜は低カロリーなので、食べすぎても太る心配はありません。そして、野菜のダイエット効果は食物繊維とビタミンBにあるのです。
野菜のダイエット効果は食物繊維
野菜のダイエット効果を支えるのは食物繊維。食物繊維とは、消化酵素で消化されない食品中の繊維質のことです。
食物繊維を多く含む食事をすると消化吸収がスローダウンして、腹持ちがよく過食が避けられます。加えて糖質が多い食事を摂っても、食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにするので、体脂肪の蓄積を促すインスリンの分泌を抑えられるのです。
このため、1食ごとに野菜を必ず食べる習慣をつけることがダイエットの秘訣。さらに野菜から食べると食物繊維の作用で血糖値が上がりにくくなり、体脂肪の蓄積が避けられるのです。
野菜のダイエット効果はビタミンB
野菜のダイエット効果はそれだけではありません。野菜には不足しやすいビタミンとミネラルがたくさん含まれています。なかでも、野菜のビタミンB群は糖質や脂肪の代謝には不可欠な栄養素だからです。
このほか、野菜のビタミンA、C、Eには抗酸化作用もあります。呼吸で取り入れた酵素の1~2%は毒性の高い活性酸素となるもの。活性酸素による酸化で遺伝子や細胞が傷つくと、老化やがんの要因となります。
この危険な酸化を防ぐのが野菜の抗酸化作用です。このほか、トマトのリコピン、にんじんやほうれん草のカロテノイドのように、植物が作り出すフィトケミカルには抗酸化作用を持つものが多くあります。
とくに、色の濃い緑黄色野菜はビタミンもフィトケミカルも豊富。にんじんやトマト、ほうれん草、ブロッコリーなどを積極的に食べて、野菜のダイエット効果を活用していきましょう。
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