糖質制限ダイエットは死亡率を上げることが判明
糖質制限ダイエットは糖質を制限するだけで痩せられるというメソッド。とくにご飯やパンなどの炭水化物を抜くのが効果的とされています。しかし、糖質制限ダイエットは着実に痩せる代わりに、早死にするリスクがあることが判明したのです。糖質制限ダイエットの調査を見ていきましょう。
糖質制限ダイエットは健康を害する
糖質制限ダイエットは、糖質の摂取を制限することで血糖値の上昇を抑制。脂肪合成を進めるインスリン分泌を抑える効果があります。結果的に脂肪が分解されてエネルギーとして利用されるため、ダイエットできるのです。
一方で、糖質制限ダイエットは健康を害するという見解もよく見聞きするでしょう。そこで、実際に糖質制限食を続けた人の死亡率について見てみましょう。
ハーバード大学は、13万人を対象に20年以上にわたって追跡調査した結果を2010年に発表しました。その発表によると、糖質制限をした人の死亡率は、普通の食事をした人に比べて高くなっているというのです。
糖質制限ダイエットで死亡率アップ
発表によれば、糖質制限食によって男性は3割、女性は2割も死亡率が高くなっていました。しかも、糖質制限ダイエットが厳しくなればなるほど、死亡率アップとなる傾向にありました。
なかでも、もっとも危険とされたは動物性タンパク質を多く摂取して糖質制限をする人。その死亡率は、普通の食事をする人に比べて男性が1.5倍、女性が1.4倍になったのです。
一方、植物性タンパク質を多く摂取して糖質制限する人の死亡率は、男女とも0.8倍と低くなっていました。このため糖質制限ダイエットをするなら、大豆や野菜などの植物性の食品をたくさん摂取するのがよいかもしれません。
■「糖質制限ダイエット」おすすめ記事
筋トレ効果を狙うなら糖質制限ダイエットはNG
糖質制限ダイエットのやり方は3パターン!
糖質制限ダイエットの成功率は女性のほうが低い
ライザップの食事は糖質制限ダイエットと同じ
MEC食はよく噛んで食べる糖質制限ダイエット
ゆで卵ダイエットが成功するのは糖質制限だから
スーパー糖質制限ですき焼きを堪能する方法