タオルを使うとストレッチ効果がアップする理由
いま世の中は空前の柔軟ブーム。じつは近年、体の柔らかさが病気やけがの予防はもちろん、若さにも関係していることが医学的にわかってきたのです。そんな柔軟性をアップするためのストレッチにはタオルを使うのが効果的。タオルを使うとストレッチ効果がアップする理由を見ていきましょう。
タオルを引っ張る力でストレッチ
世は柔軟ブームですが、体が硬くてなかなかブームに乗り切れないという人もいるでしょう。そんな人にはタオルを使ったストレッチがおすすめ。普通の状態ではできないことが、タオルのおかげで可動域が広がって運動効果が高まるのです。
じつは、ストレッチするときにタオルを使うと、タオルを引っ張る力を大いに利用できます。このため、何も使わずにストレッチを行うときに比べて、小さな力でより深くより簡単に、体を柔らかくできるのです。
タオルの代わりに手ぬぐいを使うという方法もあります。手ぬぐいは昔から長さが決まっていて、かぶったり体を洗ったりするのにちょうどよい長さ。このため、手ぬぐいでストレッチすると非常に動かしやすいのです。
タオルを使ったスイングストレッチ
もともと手ぬぐいの長さはまちまちでしたが、お風呂に入ることが習慣化した江戸時代に、2尺5寸(約95cm)に決められました。これはちょうど、背中を洗うのにピッタリの長さ。人の体に合った長さのため、運動やストレッチがしやすいのです。
たとえば、手ぬぐいの両端を持って、息を吐きながら体をねじるのが、手ぬぐい体操のスイングストレッチ。タオルでも代用可能です。じつは私たちは日常生活の中で、体をねじる動きはほとんど行っていません。
そこで、このスイングストレッチを気づいたときに行えば、固まってしまったさまざまな筋肉に刺激を与え、胸や背中だけでなく体幹の筋肉をほぐすことができるのです。最初は小さくねじり、手ぬぐいやタオルを引く力を利用して徐々に大きくしていくのがポイント。関節の動く範囲が無理なく広がっていくのです。
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