僧帽筋のストレッチは肩甲骨をしっかり開くこと
首から両肩にかけてひし形のような形に広がっている巨大な筋肉が僧帽筋。頭の重みを支えるだけでなく、両腕の重みを支えているため、肩こりの原因となりやすい筋肉です。ストレスやデスクワークで縮みやすい僧帽筋は、ふだんからのストレッチが大切。僧帽筋ストレッチは肩甲骨を開くことがポイントです。
僧帽筋ストレッチをオフィスで実践
頭や両腕を支えている僧帽筋は、重力に対して倒れないように姿勢を保つ抗重力筋と呼ばれる筋肉。抗重力筋には筋紡錘と呼ばれる筋肉内に埋め込まれたセンサーが多く存在していることが特徴です。
この筋紡錘の内部には交感神経が多く分布。心身のストレスを受けると交感神経優位となって、血管を縮める作用が働きます。このため、抗重力筋である僧帽筋はうっ血がおきやすく、こりやすいのです。
そこで、オフィスのイスに座って実践できる僧帽筋ストレッチのやり方を紹介しましょう。イスに浅く座ったら足を大きく開きます。骨盤を立てて背すじをまっすぐ伸ばしたら準備完了です。
僧帽筋ストレッチのポイントは肩甲骨
両手を肩の高さで正面に伸ばして、手のひら同士を合わせるようにひねります。そして、息を吐きながら上半身を前に倒して指先を床に近づけるのです。これで僧帽筋がストレッチされます。
ただし、上半身を前に倒したときに肩甲骨が中央によったままではストレッチ効果はありません。左右の肩甲骨をしっかり開くことが僧帽筋ストレッチのポイント。僧帽筋の中央をストレッチします。
また、背中をしっかり丸める意識も僧帽筋ストレッチでは大切です。あごを引いて首から背中全体を丸めるようにしてキープします。僧帽筋ストレッチは30秒を3セット行うのが目安です。
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