時差ボケ予防なら出発前から現地時間で活動する
じつは時差ボケを予防する効果的な方法があります。それは、日本にいるときになるべく目的地の時間帯に合わせた生活をすること。すると、時差ボケからの適応が早くなってよいコンディションが作れるのです。時差ボケ予防のメカニズムを詳しく見ていきましょう。
時差ボケは体内時計がずれてしまう
つまり、日本に居ながらにして現地の時間に合わせて時差調整を行うのが時差ボケ予防法。人の体温は昼間に活動している時間は高くなり、眠っている時間は低くなります。この通常の体内時計がずれてしまい、体の働きが鈍くなるのが時差ボケです。
水泳選手の競泳タイムと体温の関係を見てみると、体温が高い時間帯に記録が伸びていることがわかります。体内時計でより体温が高いときに、よりパフォーマンスを発揮することができるということ。体温が低いと、本来の力を発揮できないのです。
海外遠征などで日本の昼の時間帯に試合が行われればよいのですが、これが体温が低い時間では体が動くのには適していない状態ということ。だから、パフォーマンスが落ちてしまうのです。時差ボケのメカニズムそのものといえるでしょうです。
時差ボケ予防は出発前から現地タイム
時差ボケを予防するには、行き先に合わせて体温が高くなるタイミングを調節することが大切ということ。たとえば行き先がロンドンの場合、日本で夜中12時に寝ようと思っても、ロンドンはまだ昼の3時。ここで寝るのを我慢して、ロンドン時間で生活するのです。
夜を昼と感じるには光を浴びること。太陽光やそれと同等の光を与えることにより、体内時計を調節して生体リズムを整える装置があるほどです。これがアメリカなどが行き先なら、朝早く起きてまだ暗いうちから光を浴びて、体内時計を早める必要があります。
出発前から現時タイムで行動することで、現地に行ったときの時差ボケの感覚はだいぶ軽くなるはず。時差ボケが予防できるだけでなく、適応も早くなるため高いパフォーマンスも発揮できるのです。
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