牛乳で下痢をする人は代わりにチーズを食べる
牛乳には腸内の善玉菌を増やす働きがあります。牛乳に含まれる糖質の乳糖はラクトーストも呼ばれ、腸内の善玉菌のエサとなって善玉菌を増やすからです。ただし、牛乳を飲むと下痢をする人はどうしたらよいのでしょう? 代わりにチーズを食べることで腸内の善玉菌を増やすことができます。
牛乳で下痢をする人としない人の違い
腸内の善玉菌を増やす牛乳の効果を期待するなら、毎日200ccの牛乳を飲み続けるとよいでしょう。コップ1杯の牛乳を毎日の習慣にすることは、骨粗鬆症予防のためのカルシウム補給にも効果があります。
ただし、牛乳を飲むと下痢をするという人もいるでしょう。そもそも、牛乳で下痢をする人としない人は何が違うのでしょう?
牛乳の乳糖は、腸内のラクターゼという乳糖分解酵素によって分解・吸収されます。しかし、このラクターゼを持っていない人がいます。これが牛乳を飲んで下痢をする人です。
牛乳で下痢する人はチーズを食べる
乳児のころ、ラクターゼは誰でも腸内に持っているもの。ところが、成人すると減少してしまう人が存在します。ラクターゼが少なかったり持っていない人は、牛乳が分解されないまま大腸の運ばれるため下痢を引き起こすのです。
牛乳で下痢をする人は、腸のために無理に牛乳を飲む必要はありません。代わりにチーズを食べるとよいでしょう。一般的なチーズは牛乳を発酵させた食品。牛乳の栄養成分が凝縮されているだけでなく、生きた乳酸菌や酵母が含まれています。
そして、チーズの製造過程では牛乳の液体成分である乳清を取り除きますが、この過程で乳糖も一緒に取り除かれます。このため、牛乳のときのような下痢の心配がないのです。一方、乳糖が取り除かれても、チーズは発酵食品であるため乳酸菌など生きた微生物が豊富。腸内の善玉菌を増やしてくれます。
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