体脂肪は落とすだけではNG!その大切な役割とは
体脂肪はただ落とすだけではNGです。体脂肪にはいくつか種類があって、それぞれに身体を健康に維持するために大切な役割があります。体脂肪のつきすぎは問題ですが、ただ単に落とすのがよいわけではありません。必要に応じて適切な量の体脂肪を身につけるようにしましょう。
体脂肪を落とすことに血眼になる
体脂肪は肥満や生活習慣病などにつながるというイメージから、身体にとって不要なものと思われがちです。とくに、ダイエットしている人は体脂肪を落とすことに血眼になっているでしょう。
しかし、体脂肪には健康を維持するための大切な役割があるのです。適正な量であれば、体脂肪は体に必要なものといえます。
そもそも体脂肪と一口にいっても、大きく3つに分類されるもの。「皮下脂肪」「内臓脂肪」「血中脂質」に分けられます。そして、それぞれ体を健康に維持するための役割があるのです。
体脂肪は落とすのがよいわけではない
皮下脂肪は文字どおり、皮膚の下につく脂肪。皮下脂肪には体温をコントロールしたり、身体を保護したりする役目があります。また、近年はさまざまなホルモンを分泌することもわかってきました。
内臓脂肪は、腹部の内臓の周りにあるもの。その重要な役割として、次に食事を取るまでのエネルギー源になります。そして血中脂質には、エネルギーの貯蔵・供給・燃焼の役割があるのです。
このように体脂肪は、飢餓に備えたエネルギー源にもなり、衝撃から身体を守って体温を維持し、ホルモンバランスを調整します。体脂肪がつきすぎているのも問題ですが、ただ単に落とすのがよいわけではありません。
痩せすぎの人はこの役割をよく理解することが大切。必要に応じて、適切な量の体脂肪を身につけるようにしましょう。
■「体脂肪率」おすすめ記事
体脂肪率の理想は腹筋が割れる「10%以下」
女性の体脂肪率「20%以下」が理想だった
■「体脂肪」おすすめ記事
体脂肪を減らすには5分の早歩きで十分だった
体脂肪を減らすには3つの栄養素が不可欠だった
皮下脂肪を落とすだけで腹筋を割る方法とは?
■「脂肪を減らす」おすすめ記事
お腹の脂肪を減らすなら有酸素運動が効果的
内臓脂肪を減らす「スタンドアップパドルボード」
その気になればすぐ!?内臓脂肪レベルの落とし方