背筋をストレッチするなら腹筋を意識すべし
ストレッチするときに、伸ばしている筋肉を意識するようにいわれたことはありませんか? 筋肉を意識することは筋トレには有効ですが、ストレッチではかえってマイナスになります。たとえば背筋をストレッチするなら背筋ではなく、むしろ腹筋を意識することがコツなのです。
背筋ストレッチは背筋を意識しない
ストレッチで筋肉を効率よく伸ばすためには、筋肉自体を特別に意識しないことこそが正しいやり方です。というのも、そもそも筋肉は収縮することはできても、それ自体に伸びる機能はありません。
このため筋肉を伸ばすためには、できるだけ脱力することが大切。このため、意識することで伸ばす筋肉に力が入ったのでは逆効果なのです。
ストレッチするときはゆったりとした気分で、あまり動作や筋肉に意識を置かずに行うほうが効果があります。背筋をストレッチするなら、背筋を特別に意識しないことが正解。伸ばす部位に触れるなどは問題外です。
背筋ストレッチは腹筋を意識する
一方で、伸ばす筋肉と反対の働きをする筋肉を意識することにも意味があります。というのも、ある筋肉が収縮して運動をおこすときには、反対の働きをする筋肉は弛緩します。
これは主動筋が収縮する際に拮抗する筋肉が弛緩する相反抑制という神経機構。収縮する筋肉の動きを邪魔しないようにする反射機能が備わっているのです。
このため、背筋をストレッチしたいなら、逆の働きをする腹筋を意識するとより効果的ということ。背筋を脱力するだけのストレッチよりも、より効果がアップするのです。
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