足がだるい原因は静脈の血流の逆流かもしれない
足がだるい原因は、ふくらはぎにある静脈の血流が逆流しているからかもしれません。逆流した血流が滞留してむくみが発生。それが足がだるいという症状をおこしている可能性があります。放っておくと皮膚の表面を血管蛇行する下肢静脈瘤になってしまうかもしれません。
足がだるい原因は静脈の逆流
足の静脈には、血流を逆流させないための弁が備わっています。動脈は心臓の拍動で足先まで到達しますが、静脈は重力の影響もあってなかなか心臓に戻らないからです。
実際の血管に水を流して様子を見てみると、正常な弁は逆流を防ぐために薄い膜が合わさるようにして閉じています。しかし、壊れてしまった弁は形が崩れてビロンビロンに伸びた状態。弁は合わさらずにすき間が空いています。
このような壊れた弁では静脈の逆流を止められません。血流が滞って、血液は足先に溜まってしまいます。血流が滞れば老廃物も溜まってしまい、足の疲れが発生。足がだるいという症状につながります。
足がだるい症状から下肢静脈瘤
一度壊れてしまった足の静脈の弁は、二度と戻ることはありません。しかも、壊れたまま放置してしまうと、隣の弁からさらに隣の弁へと、ダメージが徐々に広がっていくのです。
そうすると逆流の範囲が広がってしまい、足がだるい症状はさらに悪化。ひどい場合には、下肢静脈瘤になってしまいます。下肢静脈瘤は上からの圧力に耐えきれなくなって、下の血管が蛇行して皮膚の表面に出てくる症状です。
それでも何も対策をせずに重症化すると、足首などのどす黒い皮膚炎をおこしてしまいます。こうなると、ものすごい痛痒い症状に見舞われるのです。足がだるい症状をそのまま放置するのはやめたほうがよいでしょう。
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