肩こり体操は肩の部分の服をつまんで大きく回す
長引く痛みについてのアンケートをとったところ、とくに多かったのが長時間の読書のあとの肩こりです。パソコンや携帯を長時間見続けたときにも発生すると答えた人が多くいました。また、首の痛みや重たい頭痛もするという声も多数。そして、体を動かすと楽になるという特徴もあります。
肩こりの原因は前かがみの姿勢
こうした肩こりの原因は、とかく目の疲れからと勘違いされがちです。しかし、本当の原因は、読書をするときに無意識のうちに前かがみの姿勢になってしまうことに問題があるのです。
猫背ような前かがみの姿勢は肩こりの原因になります。なかでも重要なポイントは頭の重さです。頭の重さというのは、じつはボウリングの球と同じぐらい。およそ5㎏ほどです。
ボウリングの球が細い棒の上にくっ付いている状態を想像してください。それが背骨の上に頭が載っている状態になります。棒がまっすぐであれば、ボウリングの球の重さはほとんど感じません。
肩こり体操は肩甲骨まわりに効果
しかし、前かがみの姿勢になって斜めになると、棒を持って支えるのが難しいほど重くなります。これを人間の体に置き換えると、頭の重さで肩の筋肉が強く引っ張られた状態ということ。こうして肩こりが発生するのです
そんなときに効果的な肩こり体操を紹介しましょう。片手で肩の部分の服をつまみます。そして、後ろから前へ、前から後ろへと肩を大きく回すのです。すると肩甲骨が大きく動くため、肩甲骨まわりの筋肉をほぐす効果があります。
同じ姿勢が30分続くようなことがあったら、一度休んで、肩こり体操を数回行うようにしましょう。緊張を強いられていた肩甲骨まわりの筋肉をほぐすことで、肩こり予防に効果を発揮してくれます。
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