腰椎椎間板ヘルニアの腰痛にはパピーポジション
腰椎椎間板ヘルニアの腰痛はステージ2になると、前かがみになったことで椎間板の前側に強い圧力がかかり、ついに亀裂をおこしていた椎間板が崩壊。その中身が椎間板の外へ飛び出してしまいます。腰椎椎間板ヘルニアのステージ2の対処法を紹介しましょう。
腰椎椎間板ヘルニアは神経を圧迫
腰椎椎間板ヘルニアは、すぐそばを通る神経を圧迫。圧迫されたのが足の神経の場合、足にしびれや痛みを感じるようになります。椎間板ヘルニアのMRI画像を見ると、はみ出した椎間板が神経を圧迫している様子が一目瞭然です。
腰椎椎間板ヘルニアの腰の痛みがしばらく休んでいると引くのは、前かがみにならずに安静にすることで、神経への刺激が軽減されるから。また前かがみになるとぶり返してしまいます。椎間板は左右どちらかに飛び出すことが多いため、片側の足だけに症状が出ることが多いのも特徴です。
腰椎椎間板ヘルニアによるステージ2の腰痛を軽減するには、椎間板をへこませて神経への圧迫を軽減することが大切。そこで、実際に効果が確認されている方法が、前かがみ腰痛の改善法「パピーポジション」です。
腰椎椎間板ヘルニアの予防になる
パピーポジションとは、赤ちゃんが頭を持ち上げたときのような、背骨を反らすストレッチのこと。腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛のステージ2の痛みの人の対処法ですが、いま腰痛のない人にも予防になります。
パピーポジションのやり方は、まず顔の脇に両腕を折り曲げてうつ伏せになってください。次に、両腕の肩からひじの部分が垂直になるように、ゆっくり上体をおこします。ここで痛みが出た人は無理をせずに中止してください。
反らしたところで1分間、その姿勢をキープ。キープしたら楽な姿勢に戻って終了となります。上体はできるだけおこして行うと効果的です。背中を反らすことが重要なので、ひじを伸ばしても構いません。1日2回以上行うようにします。
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