記憶力を鍛えるために大切な3つのポイントとは
天才的な記憶力を持つ東大生の脳は、超側頭野といわれる部分が発達しています。じつはこれ、遺伝ではなく後天的なもの。すなわち、記憶力は鍛えることが可能なのです。しかも、記憶力を司る超側頭野は一生伸びていきます。そこで、記憶力を鍛えるために大切なポイントを3つ紹介しましょう。
記憶力も鍛えることができる
天才的な記憶力を持つ東大生の脳をMRIで調べてみると、超側頭野が発達していることがわかります。超側頭野が発達していると、覚えようとしなくても脳が吸い取り紙のように勝手に情報をため込んでいくのです。
イメージとしては、何気ない隣の人の会話も覚えてしまうようなもの。実際に東大生も、本を読んでいるときに後ろでテレビが流れていると、そのテレビの内容を覚えていることがあると話します。
そして、この記憶を司る超側頭野の発達は遺伝ではありません。超側頭野の発達には、幼少期の子育て環境がとても重要です。人間の能力というのは遺伝ではなく、すべては後天的なもの。記憶力も鍛えることができるのです。
記憶力を鍛える正確な言葉
具体的には、2歳から6歳の幼少期。小学校に上がる前に、何をしているかがとても大事といいます。そこで、そんな幼少期に子どもの記憶力を鍛えるための、大切なポイントを3つ紹介しましょう。
1つは、子どもの小遣いに条件をつけること。ある程度の面倒を乗り越えるような負荷をかけることが脳の発達には大事なのです。条件をつけることで、自分の知識や経験を総動員してどうすればいいか、いろいろ考えることが記憶力を鍛えます。
もう1つは「あれ」「それ」でなく正確な言葉を使うこと。言葉を覚えて、それを正確に使うことが記憶力を鍛えるのです。3つめは、質問されたら一緒に考えてあげること。親も時間を共有して一緒に考えることが記憶力を鍛えるトレーニングになるのです。
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