肩こり解消に効果的な筋膜リリースのやり方とは
現代人の悩みで多いのが肩こり。厚生労働省に調査による体の不調ランキングでは、男性の第2位、女性の第1位が肩こりです。いまや国民病ともいえます。そんな肩こりを解消するキーワードが「筋膜」になります。肩こり解消に効果的な筋膜リリースのやり方を紹介しましょう。
筋膜リリースのやり方は両手を交差
筋膜とは筋肉を包み込んでいる膜のこと。わかりやすく鶏肉で説明すると、白く薄い膜が筋膜になります。筋肉を作る筋線維1本1本まで包み込み、さらには1枚のボディスーツのように全身につながっているのです。
このため、腰の筋膜が歪むと肩にまで影響を及ぼし、肩こりを引き起こすこともあります。つまり、いくら揉んでも治らない肩こりは、筋肉ではなく筋膜の歪みが大きな原因の1つなのです。
そんな筋膜のゆがみを整えるエクササイズが筋膜リリース。筋膜リリースのやり方は、まずは椅子に座って背筋をピンと伸ばしてください。胸の前で両手を交差させて、それぞれ反対側のひじをつかみます。
筋膜リリースのやり方にはポイント
筋膜リリースのやり方は、まず両腕を斜め下方向に突き出して10秒間キープするのです。このときに、腕と肩甲骨だけが前に行くようにします。腰を丸めたり背中を丸めたりしてはいけません。
続いて、いまとは逆方向に引き上げて10秒間キープします。肩甲骨だけ動かすようにして、腰がそらないように注意しましょう。今度はひじを肩と同じ高さにして、正面に肩甲骨だけを突き出して10秒間キープ。呼吸は止めずにゆっくり続けます。そして、後ろの方向に肩甲骨を引き下げて10秒間キープするのです。
筋膜リリースのやり方では、固まった筋肉がバターのようにふんわり溶ける感覚を意識するのがポイント。最後に、斜め上の方向に肩甲骨だけを突き出すようにして10秒間キープ。反対方向に引き下げて、さらに10秒間キープします。この3方向で1セット。1日3セットを目安にします。
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