ふくらはぎの筋トレでヴィーナスリターンを改善
1979年当時、1日およそ27,000歩だった子どもの平均歩数も、20年間で15,000歩と半分近くに減少。昔に比べて歩かなくなっただけでなく、現代人は平日は1日じゅう座りっぱなしデスクワークや休日はあまり外出しなくなっています。ふくらはぎの筋トレでヴィーナスリターンを改善しなければなりません。
ふくらはぎの筋トレを1時間1セット
歩くことが減った現代人の生活でヴィーナスリターンが悪化しています。ヴィーナスリターンとは、全身から静脈を通って心臓へ戻る血液の流れ。これが悪化して体のむくみやたるみ、冷え、肩こりなどさまざまな体の不調を招いているのです。
しかし、ヴィーナスリターンは日常のちょっとした意識で改善できます。それが1分でできるふくらはぎの筋トレです。まず椅子に座ったらかかとを床につけます。そして、かかとを床につけたままつま先を10回上げるのです。
続いては、つま先を床につけたままかかとを10回上げます。ふくらはぎの筋トレはこれで1セット。生活の中で「そろそろ座ったままだな」と思ったときに1セット行うとよいでしょう。目安としては1時間に1セットです。
ふくらはぎの筋トレで不調が改善
ふくらはぎの筋トレは毎日続けることで、さまざまな体の不調が改善されて若々しい体になれます。じつは、年をとってからの心不全でやられるときの8割は右心側。すなわち、動脈側ではなくて静脈側の不全なのです。血液を戻してやることを円滑にすることがいかに大事かがよくわかります。
また、心臓は心臓に戻ってくる血液量しか拍出できません。じつはマラソン選手は、レースの前にだいたい2kmくらいは走るのだとか。すると、走っているうちにビーナスリターンが増えてくるのです。
こうして心臓に戻る血液量が増えることで、マラソンのレース自体が楽になるというわけ。結果的に、いい記録が出るのです。マラソンの前に走ることは、体力消耗とはまったく逆の効果をもたらすのでした。
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