ファイトケミカルを摂取することが強い脳を作る
ファイトケミカルは野菜や果物に含まれる抗酸化酵素。そもそもは野菜や果物自身が太陽光などによる酸化から、自らの身を守るために持っている成分です。このファイトケミカルを摂取することで、人間の体を酸化から守ってくれるというわけ。ファイトケミカルは強い脳を作ることにも役立ちます。
ファイトケミカルは体内で作れない
ストレスに負けない強い脳を作るには食事も大切。とくに野菜スープを摂るとよいでしょう。野菜スープの具材はにんじんとキャベツ、玉ねぎとカボチャ。植物のほうが動物よりもストレスに強いからです。
動物は直射日光を避けるために日陰に移動することができます。しかし、植物は直射日光を避けることができません。そして、太陽を浴びるということは、それだけ活性酸素が発生してしまいます。
このため、植物には活性酸素を処理する抗酸化酵素をたくさん持っているというわけ。それがファイトケミカルとよばれるものです。野菜や果物が酸化から身を守るために持っている抗酸化物質ファイトケミカルは、人間の体内では作れません。
ファイトケミカルを多く含む食べ物
ファイトケミカルは、ブドウに含まれるポリフェノールやトマトに含まれるリコピンがよく知られています。傷ついた血管を修復するのがファイトケミカルの重要な働きです。脳に大事な血流を供給している血管に対して働くのに間違いありません。ストレスなどで傷ついた血管を修復すれば、脳梗塞の予防にもつながります。
ちなみに、ファイトケミカルを多く含む食べ物を紹介しましょう。野菜であればトマトやほうれん草、アスパラガスやナスです。果物であれば、ブドウやブルーベリー、イチゴ、みかんなどになります。
また、ファイトケミカルは野菜や果物の皮や、皮と実のあいだに多く含まれるものです。太陽光を浴びるところが活性酸素が発生する場所。そこに、抗酸化物質も多く存在します。このため、野菜や果物は皮ごと食べるのがよいのです。
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