NK細胞の働きが低下する3つの意外な原因とは?
免疫力の要ともいえるのがNK細胞ですが、じつは弱くなってしまうこともあります。一般にいわれているのは、年齢とともにNK細胞は弱くなるということ。研究によると、そのピークは20代。50代では半分、70代では10分の1まで落ちるのです。そして、年齢以外でNK細胞の働きが低下する原因は3つあります。
NK細胞の働きが夜更かしで低下
NK細胞の働きが低下する原因1つめは日内変動です。NK細胞の力は昼に高くて夜は低いもの。ホルモンの影響で高くなったり低くなったり、リズミカルに動いています。すなわち、NK細胞の働きはホルモンなどの影響で一定の周期で上下するのです。
このため、生活が不規則な人はNK細胞の変動リズムが狂ってしまい、免疫力が下がってしまいます。夜更かしや睡眠不足が多く見られる職業の人は、総じてNK細胞の働きが低かったりするのです。
NK細胞の働きが低下する原因2つめは激しい運動によるストレス。激しい運動が終わったあとは、NK細胞の働きが元より下がってしまいます。このタイミングで風邪をひくケースが多く見られるのです。
NK細胞の働きはストレスで低下
ウォーキングなどの軽めの運動ならその後のNK細胞の働きの低下は少ないのですが、ランニングなどのきつめの運動では大きく下がってしまいます。このため、きつい運動のあとは風邪や体調不良をおこしやすくなるのです。
NK細胞の働きが低下する原因3つめはメンタル。NK細胞の働きは精神的なことによって左右されて、上がったり下がったりと1日のうちで結構、動いています。NK細胞は悲しいストレスに弱いのです。
実際、子育て中のラットから子どもを取り上げたところ、その悲しみのストレスにより母親のNK細胞の働きが低下。その後もしばらく上がらなかったといいます。このことから、心にストレスを受けるとNK細胞の働きが下がることがわかりました。
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