扇風機の当てすぎは死ぬほどでないけど体に悪い
よく扇風機をつけっぱなしで寝ると体によくないという話を信じて、寝る前になると扇風機を止めているという人も多いでしょう。なかには、扇風機の当てすぎは死ぬといううわさもあります。しかし、それはよく眠れる方法とはまったくの正反対です。じつは睡眠の質を下げているのでした。
扇風機を当てすぎると死ぬという噂
というのも睡眠中、汗や血液の流れを使って、常に体から熱を放出しています。つまり、人間の体はいわばヒーターのようなもの。ここで風のない室内では放出した熱は、体のまわりに漂ってしまい、暑く寝苦しくなってしまうのです。
すなわち人が寝ていて気流がないと、部屋の中に温度差と湿度差ができてしまいます。そこで、扇風機の出番。扇風機を回して室内に気流を作ることで、体のまわりの熱を逃がすようにするのです。
しかし、一方で昔から、扇風機を当てすぎると死ぬという噂もあります。扇風機をつけて寝るのに抵抗がある人もいるでしょう。さすがに、扇風機を当て続けると死ぬというのは大げさですが、体に悪いことは事実です。
扇風機は首振りがよく眠れる方法
扇風機を固定して強風で当て続けると、毛細血管が収縮して血液の循環が悪化してしまいます。その結果、代謝が悪くなって体だるくなったり、筋肉が冷えて筋肉痛や関節痛になってしまうのです。
このため、扇風機を固定して当てるのではなく、首振り機能を使うのがよく眠れる方法。ときどき体に風が当たるようにします。強さは「弱」にして、体から1~2m離しておくことが大切です。
首振り機能を使わないなら、扇風機の風を壁に向けてセットするのも効果的。壁に当たった扇風機の風によって、室内に気流が発生。この風が適度に体の放熱を促して、よく眠れる方法となるわけです。
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