快便の秘訣「大ぜん動」がおきなくなる原因とは
快便と便秘の分かれ目は、睡眠中に大ぜん動がおきるかどうか。じつは、大ぜん動がおおきなくなる原因はいろいろあります。なかでも、大ぜん動を止めてしまう真犯人が大腸のガス。大腸ガスが大腸の動きを遅くさせるのです。快便の秘訣である大ぜん動がおきなくなる原因を見ていきましょう。
快便を妨げるのは不規則な生活
快便の秘訣である大ぜん動がおこるのは、脳がちゃんと眠ることで副交感神経が活発になって、大腸が目覚めてからです。ここで脳がちゃんと眠っていないと交感神経が優位のまま。大腸が目覚めないため、大ぜん動もおこりません。
じつは大腸はとてもデリケート。ちょっとしたことで大ぜん動がおきなくなることがあります。たとえば、夜寝る直前に食事をするのはNG。お腹が空っぽでないと、大ぜん動はおきてくれません。
そして、大ぜん動がおきなくなる一番の原因は、熟睡できていないこと。脳がしっかり眠っていないと、大腸は目を覚ましてくれません。不規則な生活が快便を妨げるのは、ここに理由があります。
快便を妨げる負のスパイラル
とはいえ、寝る前に食事もしないし、夜もぐっすり眠れているのに快便じゃないという人もいるでしょう。じつは、大ぜん動を止めてしまう快便を妨げる真犯人がいることがわかってきました。
大ぜん動を止める犯人は大腸のガスです。大腸のガスは口から入る空気以外にも、腸内細菌が食物を分解する際に出すものがあります。この腸内細菌が出す水素やメタンには大腸の動きを遅くさせる働きがあるのです。
しかも、便秘になると腸内細菌と便が触れている時間も増加して、ガスが発生してしまいます。これでますます大ぜん動がおきなくなって負のスパイラル。こうして快便が妨げられるのでした。
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