ニキビが治らないのはそれがイボだからだった
なかなかニキビが治らないと思って洗顔や保湿などを行っていたところ、かえって症状を悪化させてしまうケースがあります。それはニキビが治らないのではなく、扁平疣贅というイボだからです。治らないニキビの見分け方や治療法を詳しく見ていきましょう。
ニキビが治らないと勘違いした女性
ニキビが治らないと勘違いしたせいで、対人恐怖症にまで陥ったという女性がいます。この女性はもともとニキビができやすい体質。ふだんは塗り薬ですぐに治っていたのですが、そのときのニキビはなぜか治る気配がありません。
そこで、石けんを殺菌効果のあるものに代えてしっかりと洗顔するようにしました。さらに、保湿パックを3日おきに行い、お肌に潤いを保つようにしたのです。
しかし、ニキビは治らないまま。それどころかブツブツは広がり続け、しまいには肌が腫れ上がるまで悪化してしまいました。常にマスクをしている状態で、対人関係が怖くなったと振り返ります。
治らないニキビは扁平疣贅というイボ
じつはニキビが治らないのではなく、正体は「扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)」というイボ。手で触るとほかの部分にも広げてしまう可能性があります。
扁平疣贅の見分けるポイントは色。ニキビがは白い色から赤くなるのに対して、扁平疣贅は肌に近い色なのです。形もポイントになります。ニキビは丸いのですが、扁平疣贅はだ円だったり線状だったりといろいろな形をとるのです。
扁平疣贅の治療は液体窒素療法が使われます。1回で治る人もいれば、完治に数か月かかる人もいます。長期間の治療が必要と考えてください。予防については、外出したら手をきれいに洗うことを心がけましょう。
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