筋肉痛の回復を早くするためのケア3本柱とは?
激しい運動による筋肉の微細な損傷・炎症によって浮腫が生じると、筋肉の周辺組織が硬く変化して痛みが生じます。これが筋肉痛の直接的な原因です。筋肉痛の回復を早くするには、血液の循環をよくすることがポイント。そこで、筋肉痛の回復を早くするためのケア3本柱を紹介しましょう。
筋肉痛の回復はアフターケアが重要
血液は、全身の細胞に酸素や栄養素などのあらゆる物質を供給するのが役目。また、全身の細胞から二酸化炭素や老廃物を回収する運搬トラックの役目も果たしています。こわばった血液循環の悪い筋肉は、物資のやり取りが滞るためコンディションが悪化。筋肉痛の回復も遅れてしまいます。
このため筋肉痛の回復には、アフターケアとして硬く張った筋肉を柔らかくすることが重要。すみやかに筋肉をほぐすことで血液の循環をよくしてあげることで、酸素や栄養素を供給して老廃物の回収を促進させるのです。
そんな筋肉痛の回復を早くするためのケア3本柱が「ストレッチ・マッサージ・クールダウン」になります。それぞれがどのように筋肉痛の回復に寄与するか、詳しく見ていきましょう。
筋肉痛の回復のために血液循環を促す
ストレッチとは、文字どおり筋肉を伸ばすこと。ゆっくりと筋肉を伸ばしていくことで、反射を抑制して筋肉の緊張を解いていきます。また、浮腫によって滞留した水分を搾り出すことで、筋肉の張りをとる効果が期待できるのです。
筋肉痛を回復するマッサージには「揉む・叩く・押す」などさまざまな方法があります。いずれの方法も外側から刺激することでポンプ作用が働いて、筋肉に滞留した水分や血液の循環をよくすることが目的。手先や足先などの先端から体の中心に向かって行うのが基本です。
筋肉痛を回復するクールダウンは、リズミカルに体を動かすことに意味があります。リズミカルに体を動かすことは、筋肉が力を「入れる・緩める」を繰り返すということ。これがポンプ作用となって、血液循環を促すのです。
■「筋肉痛」おすすめ記事
「ヒートショックプロテイン入浴」で筋肉痛を防ぐ
筋肉痛のあり・なしは筋トレ効果とは無関係
すいかのL-シトルリンが筋肉痛を軽減させる
筋肉痛は超回復のチャンス!でも過労には注意
激しい運動をしても幼児は筋肉痛にはならない
超回復の嘘!筋肉痛がなくても筋肥大は望める
筋トレで筋肉痛が出るほど追い込むのは大間違い