持久力がない人は運動中に手の平を冷やすとよい
持久力がない人のパフォーマンスを上げるための驚きの方法が発表されました。運動の合間に冷やすことで、運動パフォーマンスがもっとも向上する体の部分がわかったのです。その部分とは手の平になります。持久力がない人は運動中に手の平を冷やすと、結果的に運動パフォーマンスが上がるのでした。
持久力がない人は手の平を冷やす
持久力がない人が運動の合間に手の平を冷やすと、深部体温と呼ばれる体の奥の体温が下降。これによって、よい運動が維持できるというわけ。結果的に、運動パフォーマンスの向上につながるわけです。
持久力がない人は運動をするとすぐに体温が上昇。体の奥の体温が40度を超えると、体は限界を感じて動けなくなってしまうのです。ここで頬や手の平、足の裏など体の末端部分は、体にこもった熱を逃がす働きがあります。
とくに表面積の大きい手の平を冷やすことで熱が放出され、冷やされた血液が体の中心部へ戻るというわけ。すると、体の奥の体温を効率よく下げてくれるのです。こうすることで、持久力がない人が限界を感じるまでの時間が長くなります。
持久力のない人がパフォーマンス向上
すなわち、持久力のない人は手の平を冷やすことで筋持久力がアップ。結果的に、運動パフォーマンスが向上するというわけです。そのほか、野球のピッチャーのコントロールがよくなるなどの効果も期待できます。
そこで、本当に手の平を冷やすだけで筋持久力がアップするかを実験してみました。まずは男女4名が30秒間に何回腕立て伏せができるかを計測。次に、10~15度の冷たい水で手の平を冷やします。
その後にもう一度、腕立て伏せを30秒間実施。すると、4人中3人の回数がアップしたのです。そのうち2人は6回も多くなっています。実験した当人も、疲れが軽減された印象だったと話していました。同様に、30秒間で反復横跳びが何回できるかも計測。5分間、手の平を冷やしたあとは、全員の回数が増えたのです。
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