栄養満点のキウイを選ぶならジャガイモ型を探す
キウイフルーツは栄養豊富な果物。キウイは果物の中で100gあたりのビタミンCの量がナンバーワンです。キウイ1個で1日の必要量のほとんどが補えます。一方で「固かった」「酸っぱかった」といった「はずれキウイ」に出会うことが多いのも事実。栄養豊富なキウイを選ぶ方法を紹介しましょう。
キウイの栄養はタネの数でわかる
キウイのおいしさと栄養の豊富さは「タネの数」でわかります。タネが多いキウイがおいしくて栄養豊富なキウイなのです。とはいえ、キウイの外からはタネの数はわかりません。どのように見分ければよいのでしょう。
栄養満点のキウイは「形」で選ぶのが正解です。やや変形しているものを選ぶのがよいといいます。キウイをじゃがいも型とたまご型で表現するとしたら、つるんとしたたまご型より、形がいびつなじゃがいも型のほうがタネが多いのです。
その理由は、キウイが木になっている様子を観察すればわかります。同じ枝にキウイの実が並んで付いていると、根元側のほうがじゃがいも型。その先に並ぶのは、たまご型になっているのです。
栄養分が集まっていびつなキウイ
すなわち、じゃがいも型のキウイは、根元に一番近かったキウイということ。ここで栄養分や水分が根からどんどん運ばれてきますが、このときに幹に近いキウイのほうが有利。栄養分や水分が集まってくると、タネもたくさんできます。
その結果、甘みの元になるでんぷんが増加。そして、実がパンパンに膨れ上がるので、じゃがいものようないびつな形になると考えられています。また、小さな種にはビタミンEやポリフェノールなどの栄養が多く含まれているのです。
じつは、じゃがいも型のキウイは規格外の商品。とはいえ、たまご型のキウイに混じって販売されていることもあります。スーパーなどで見かけたらラッキー。栄養満点のキウイはすぐに買うのがオススメです。